絵を描くとき、肌色をどうやって作ればいいのか悩んだことはありませんか?
特に、持っている絵の具が自分のイメージ通りでなかったり、色のバリエーションが少なかったりすると、絵を描く意欲が下がってしまいますよね。
この記事では、簡単にできる肌色の作り方や、リアルな肌色を表現するテクニックを詳しく解説します。
さらに、市販の便利な肌色絵の具も紹介するので、手軽に色を楽しむことができます。
これを読めば、あなたの絵が一段と魅力的になること間違いなし!
さあ、一緒に素敵な肌色を見つけていきましょう!
絵の具で肌色を作る方法
実は、肌色は基本の色を混ぜることで簡単に作ることができます。
赤、黄、白の三色を使えば、自分のイメージする肌色に近づけることが可能ですよ。
この章では、肌色を作る基本的な方法を紹介します。
初心者でもすぐに試せるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
肌色ってどうやって作るの?
肌色は、主に赤と黄を混ぜてオレンジ色を作り、そこに白を加えることで生まれます。
具体的には、赤1:黄1の割合で混ぜてオレンジを作り、それに白を加えて明るさを調整します。
例えば、赤1:黄1:白4の割合で混ぜると、日本人の肌に近い色合いになります。
この基本の組み合わせからスタートして、少しずつ色の割合を変えることで、自分好みの肌色を作ることができます。
肌色を作る基本の色
肌色を作る基本の色は「赤」「黄」「白」の三色です。
赤と黄を同量混ぜると鮮やかなオレンジ色になります。
ここに白を加えると、明るく柔らかな肌色になります。
白の量を増やせば明るい肌色に、減らせば濃い肌色になります。
また、黄の割合を増やすと黄色味の強い肌色に、赤の割合を増やすとピンク味の強い肌色になります。
例えば、赤1:黄2:白4の割合で混ぜると、黄色味の強い健康的な肌色が作れます。
微調整で自分好みの色に
基本の肌色ができたら、自分の描きたい人物に合わせて微調整を行いましょう。
もっと血色の良い肌を表現したい場合は、赤を少し足してみます。
逆に、落ち着いた雰囲気を出したいときは、黄や白を増やしてみましょう。
また、少量の青を加えると透明感が出ます。
色の変化は少しの量でも大きく変わるので、少しずつ加えて調整するのがポイントです。
自分だけのオリジナル肌色を見つけてみてください。
もっとリアルな肌色にチャレンジ!
基本の肌色作りに慣れてきたら、次はよりリアルな肌色に挑戦してみましょう。
肌の色は人によって様々で、光の当たり方や環境によっても変化します。
色の組み合わせを工夫することで、透明感のある肌や健康的な肌など、表現の幅が広がります。
この章では、より高度な色の混ぜ方を紹介します。
「赤・黄・青」で透明感のある肌色を
透明感のある肌色を作るには、「赤」「黄」「青」の色の三原色である、この三色を使います。
赤と黄で作ったオレンジ色に、ごく少量の青を加えることで、肌に深みと透明感が生まれます。
青は強い色なので、本当に少しずつ加えて調整しましょう。
例えば、赤1:黄1:青0.1の割合で混ぜてみてください。
青を加えることで、色白で透明感のある肌色が表現できます。
青の量を微調整しながら、自分の理想とする肌色に近づけてみましょう。
「茶・白・赤」で健康的な肌色に
健康的で日焼けした肌色を表現したいときは、「茶」「白」「赤」の三色が役立ちます。
まず、茶色と白を混ぜてベースの色を作ります。
茶2:白2の割合で混ぜると、落ち着いたブラウン系の肌色になります。
ここに赤を1加えると、血色感がプラスされて生き生きとした肌色になります。
茶色の量を増やすとより深い肌色に、白の量を増やすと明るい肌色になります。
赤を調整して、自分の描きたい肌色を作り上げましょう。
重ね塗りでリアルな肌を表現しよう
肌色を表現する方法は、混ぜるだけではありません。
色を重ねて塗る「重色」という技法を使うと、より立体的でリアルな肌を描くことができます。
光の当たり具合や陰影を細かく表現できるので、絵に深みが増します。
この章では、重ね塗りのテクニックと具体的なステップを紹介します。
重色で立体感を出すテクニック
重色とは、異なる色を順番に重ねていく技法です。
透明水彩絵の具を使うことで、下に塗った色が透けて見え、深みと立体感が生まれます。
まず、影になる部分に薄く青や紫を塗ります。
その上から肌色を重ねると、自然な陰影が表現できます。
光が当たる部分は紙の白をそのまま活かすと、明るさが際立ちます。
この方法を使うと、混色では出せない微妙な色合いや質感を表現することができます。
肌色を重ねて作るステップ
肌色を重ね塗りで表現する基本的なステップは以下の通りです。
- 光が当たる一番明るい部分は塗らずに白いまま残します。
- 影になる部分に薄く青や紫を塗ります。
- 全体に黄色を薄く塗って肌のベースを作ります。
- 頬や鼻先など血色の良い部分に赤を重ねます。
- 全体を見て、足りない色を少しずつ加えてバランスを調整します。
このように色を重ねることで、肌の微妙な色合いや立体感を表現できます。
市販の肌色絵の具も便利!
色を自分で混ぜたり重ねたりするのが難しいと感じる場合は、市販の肌色絵の具を使うのも一つの方法です。
これらの絵の具を使えば、手軽に理想の肌色を表現できます。
この章では、おすすめの市販の肌色絵の具を紹介します。
手軽に使える「ペールオレンジ」と「うすだいだい」
「ペールオレンジ」や「うすだいだい」は、昔の「肌色」に相当する色です。
ぺんてるの「ペールオレンジ」やサクラクレパスの「うすだいだい」は、学校の図工でもよく使われる定番の色です。
これらの色は初心者でも扱いやすく、そのまま肌色として使うことができます。
また、他の色と混ぜて微調整することも可能です。
手軽に肌色を表現したいときには、これらの色を活用してみてください。
プロに人気の「ジョーンブリヤン」
より本格的な肌色を求めるなら、「ジョーンブリヤン」という色がおすすめです。
ホルベインやターナーなどのメーカーから販売されており、No.1とNo.2のバリエーションがあります。
No.1は色白の肌に、No.2は黄味がかった肌に適しています。
プロの画家やイラストレーターにも愛用されており、微妙な肌の色合いを表現するのに最適です。
これらの絵の具をベースに、自分だけの肌色を作り上げることもできます。
まとめ
絵を描くときに肌色を作るのは、とても楽しい作業ですね。
基本的には赤、黄、白の三色を混ぜて肌色を作りますが、少しの工夫でさまざまな肌色を表現できます。
透明感のある肌色には青を、健康的な肌色には茶色や赤を加えて調整します。
また、色を重ねるテクニックを使うことで、リアルな肌の立体感も出せます。
もし自分で色を混ぜるのが難しいと感じたら、市販の肌色絵の具を使うのもおすすめですよ。
自分だけのオリジナルな肌色を見つけて、素敵な絵を描いてみましょう!